映画

ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング予習ガイド

🚀 3行で分かる『ファイナル・レコニング』超速まとめ

  1. シリーズ完結編――1996年から続くイーサン・ハントの“最後のミッション”が 2025年5月23日 世界同時公開!
  2. 史上最大スタント――トム・クルーズが高度1万フィート複葉機ウイングウォークほか、命知らずの新アクションに挑戦。
  3. 予習はこの5本――①第1作 ②ローグ・ネイション ③フォールアウト ④デッドレコニングPart One ⑤(余裕があれば)M:I-3 をでチェック!

シリーズ8作目となる最新作『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』が、2025年5月23日に日米同時公開予定です。伝説的スパイ、イーサン・ハントの物語がいよいよクライマックスを迎え、「30年にわたる物語の集大成」としてシリーズ史上最高のアクションとドラマが展開されると予告されています。本記事では公開前の予習ガイドとして、シリーズの重要ポイントや必見過去作を総ざらいします。圧巻のスタント映像やファン垂涎のシリーズ小ネタにも触れつつ、最速で新作を120%楽しむための情報を凝縮しました。ぜひ劇場に向かう前にチェックしてください!

こちらでチェック!

1. 作品基本情報 📚

  • 公開予定日・シリーズ内位置づけ: 『ファイナル・レコニング』はシリーズ第8作目にあたり、2025年5月23日(金)に北米および日本で同時公開予定です(日本では5月17~22日に先行上映実施)。前作『~デッドレコニング』(シリーズ第7作)から続く二部作完結編であり、初の「直接の続編」となる作品です。
  • 監督・脚本: シリーズ第5作以降の指揮を執るクリストファー・マッカリーが、本作でも監督・共同脚本を担当。マッカリー自ら「30年に及ぶストーリーの満足いく結末にしたい」と語る本作は、タイトル通り“ファイナル”な展開にも注目が集まります。脚本はマッカリーとエリック・ジェンドレセンのコンビで、製作はトム・クルーズ率いるスカイダンス他が担当します。
  • 主要キャスト: 主人公イーサン・ハント役のトム・クルーズを筆頭に、IMFチームのレギュラーメンバーであるルーサー役ビング・レイムス、ベンジー役サイモン・ペッグは続投。前作より登場したグレース役ヘイリー・アトウェル、パリス役ポム・クレメンティエフ、そして敵対者ガブリエル役イーサイ・モラレスも再登場し物語に深く関わります。さらに『フォールアウト』(2018)でCIA長官スローンを演じたアンジェラ・バセットのシリーズ復帰が報じられており、初参戦組としてニック・オファーマン(統合参謀本部議長役)やハンナ・ワッディンガム(役未発表)など豪華キャストが新たに名を連ねています。監督いわく「シリーズ全体を網羅する集大成」らしく、第1作(1996年)以来の登場となるキャラクターも含め多彩な顔ぶれが揃っています。
  • 業界イベントで解禁された映像: 2024年のシネマコンでは、本作の新映像が披露され「Dead Reckoning後の2か月後から物語が始まり、シリーズ史上最大規模のアクションが展開する」ことが明かされました。実際、同年11月に公開された第1弾予告編では、世界各都市を舞台にお馴染み“トム走り”で駆け抜けるシーンや、老朽化したプロペラ機での重力無視スタントなど度肝を抜く場面が連続します。特に「彼の人生・行動・その帰結が今回のストーリーに続く」という意味深なセリフに呼応して、シリーズ第1作の有名な宙づりシーンが挿入される演出も話題に。第1作目の小道具だったナイフが鍵を握ることも示唆されており、約25年にわたるシリーズの軌跡を感じさせる映像となっています。

2. “観たくなる”トリガー情報 🔥

新作をさらに楽しみにさせる注目ポイントを、キャスト&監督のコメントや業界噂からピックアップします。

  • 究極進化したスタント: トム・クルーズ自ら「シリーズ史上最も危険かつ複雑なスタント」に挑んだと語る本作最大の見どころは、南アフリカ上空1万フィートでの複葉機ウイングウォーク。なんと撮影中に酸欠で失神するほど過酷だったそうです。クルーズは「時速200km近い風圧の中で呼吸を維持する訓練を積んだ」と明かしており、死と隣り合わせのスタントへの並々ならぬ準備が伺えます。予告編でも垣間見えるこの空中アクションに、試写を観た観客からは「息ができないほどスリリング」との声が上がったとか。他にも極寒の氷海での長時間潜水シーンなど、常識破りのアクション連発は必見です。
  • シリーズの集大成: 監督マッカリーは本作について「30年越しのストーリーの集大成」であり「タイトルに偽りなしの満足できる結末を目指した」と語っています。物語上も1996年の第1作から現在までの因縁が散りばめられ、「シリーズ全体を網羅する叙事詩的(ホメロス的)な旅になる」ことをクルーズ自身が示唆しています。実際、予告編には初代『ミッション:インポッシブル』の名シーンが登場し、IMF元局長ユージン・キットリッジ(ヘンリー・ツェニー)がシリーズ26年ぶりに復帰した前作から引き続き鍵を握るなど、長年のファンほど胸アツな演出が盛り込まれています。映画誌Empireの取材でもクルーズは「本作はフランチャイズ全体を通した壮大で感情的な旅だ」と述べており、単なる続編を超えたシリーズのフィナーレ感が漂います。
  • 過去作とのつながり: 物語は前作『デッドレコニング』(2023年)の直後からスタートし、AI“エンティティ”との決着戦が描かれます。前作で提示された謎の「鍵」や、“グレース”ことハントの新相棒の行方など unresolved な要素にも決着がつく見込みです。また、『フォールアウト』に登場した白い未亡人ことアルアンナ(ヴァネッサ・カービー)は本作でも重要な役割を果たすことが判明しています。彼女はシリーズ第1作の武器商人マックスの娘という設定で、第6作から登場したキャラクターです。さらに、第7作ではイーサンの過去を知る暗殺者ガブリエルが登場しましたが、本作でも引き続きラスボス的存在として立ちはだかります。因縁の相手との最終対決がどのような決着を見るのか、シリーズファンには見逃せません。
  • ファン理論&クロスオーバー噂: タイトルに“ファイナル”とあることから、「もしかしてイーサンは最後に〇〇では?」といったファンの憶測も飛び交っています。クルーズもマッカリーも「結末は映画を観て確かめて」と明言を避けていますが、もしシリーズ完結となれば今後のIMFの行方も気になるところです。このため「後継スパイへのバトンタッチが描かれるのでは」「グレース(アトウェル)が次世代IMFを牽引?」といったファン理論も囁かれています。また一部では他シリーズとのクロスオーバー(例えば同じパラマウント製作の『○○』シリーズとの共演)を期待する声もありますが、公式にその兆候はありません。とはいえシリーズの枠を超えたサプライズが用意されている可能性もゼロではなく、公開までファンの想像が止まりません。

3. 公開前の予習必須作品5選 🎞️

シリーズ初心者でも『ファイナル・レコニング』を120%楽しむために観ておきたい過去作5本を厳選しました。選定基準は「本作と物語的・設定的につながりが深いこと」「主要キャラの背景が理解できること」です。各作品の関連ポイントとあわせて解説します。

  1. 『ミッション:インポッシブル』(1996) – シリーズ原点。イーサンがIMFエージェントとなった最初のミッションを描く。裏切り者となったジム・フェルプスとの対決や、あの有名なCIA本部宙づり侵入シーンなど伝説的場面が満載。新作では当時のIMF局長キットリッジが再登場し、第1作のエッセンスが散りばめられている。シリーズの始まりを押さえる意味で必見。
  2. 『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(2015) – 第5作。謎の犯罪組織「シンジケート」との戦いを通じ、MIシリーズ初の連作ストーリーが幕開け。敏腕スパイのイルサ・ファウスト(レベッカ・ファーガソン)とイーサンの出会いの物語でもあり、彼女は第7作までイーサンの重要な盟友として活躍する。本作で登場した闇組織の黒幕ソロモン・レーンは第6作でも続投し、シリーズ後半の基調となるため予習推奨。
  3. 『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018) – 第6作。『ローグ・ネイション』の直接的続編で、シリーズ全体の転換点となった作品。旧シリーズを通しての因縁に決着をつけつつ、新シリーズキャラであるホワイト・ウィドウ(ヴァネッサ・カービー)を初登場させた。彼女は第7作・本作にも登場しカギを握る人物。また物語終盤にはイーサンの元妻ジュリアが再登場して彼の私生活に一区切りつくなど、感情面でもシリーズ集大成的な内容。第7作以降の展開を理解する上で欠かせない。
  4. 『ミッション:インポッシブル/デッドレコニング』(2023) – 第7作。『ファイナル・レコニング』前編にあたり、直接ストーリーが繋がる必修エピソード。謎のAI兵器「エンティティ」を巡る攻防戦が描かれ、イーサンの過去を知る宿敵ガブリエルとの因縁も明らかになる。超高速列車上での決闘やローマ市街カーチェイスなどアクションも圧巻。ラストは物語が完結せずクリフハンガーで終わるため、本作を鑑賞せずに第8作を見ることは不可能。【※本作を未視聴の方は必ず鑑賞を!】
  5. (番外編)『ミッション:インポッシブル3』(2006) – 第3作。シリーズ中盤の物語で、イーサンの私生活とIMFエージェントの両立がテーマ。恋人ジュリアとの結婚やIMF内部の裏切り者など人間ドラマが色濃い一方、シリーズ屈指と名高い敵オーウェン・デイヴィアン(フィリップ・シーモア・ホフマン)の狂気的な悪役ぶりも見どころ。直接的なストーリー継続はないものの、第4作以降で描かれるイーサンの内面(妻との関係や使命感)を理解する上で役立つ。時間に余裕があれば是非。

4. より深掘りしたい関連作品・スピンオフ等 🔍

メインシリーズ以外にも、ミッション:インポッシブルの世界を広げる関連作品や、キャラクターに焦点を当てた作品群があります。余力があればチェックしてみましょう。

  • テレビドラマ「スパイ大作戦」(1966–73) – オリジナルのTVシリーズ版ミッション:インポッシブル。冷戦下のIMFチームの活躍を描き、映画版のベースとなった作品です(主人公のジム・フェルプスは映画第1作にも登場)。レトロなスパイガジェットや組織劇に興味があれば一見の価値あり。
  • 『ミッション:インポッシブル2』(2000) – 第2作。ジョン・ウー監督による異色のスタイリッシュ・アクション編。イーサンが単独で挑むバイオ兵器ミッションで、ヒロインのナイヤ(タンディ・ニュートン)とのロマンスが描かれる。他作品との直接の繋がりは薄いものの、スローモーションを多用した独特の演出やバイクチェイスなどシリーズ随一の映像美を堪能できる。
  • 『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011) – 第4作。ブラッド・バード監督がシリーズを蘇らせた作品で、IMFチーム映画への転換点となりました。ドバイの超高層ビル「ブルジュ・ハリファ」登頂シーンに代表される派手なスタントでシリーズ人気を決定づけ、同時にブランケット(ジェレミー・レナー)やカーター(ポーラ・パットン)ら新キャラも登場。物語的な直接リンクはありませんが、第3作から続くイーサンの私生活の決着(妻ジュリアとの別離)が描かれるなどドラマ面でも重要なエピソードです。
  • 公式メイキング&ノベライズ: 映画公開後には、メイキング映像や関連書籍でさらなる舞台裏を楽しめます。たとえばパラマウント公式YouTubeでは‐40℃の極寒ロケやプロペラ機スタント、水中シーン撮影の特別映像が公開されており、クルーズやスタッフの情熱を垣間見ることができます。また、過去作ではノベライズ(小説版)やコミカライズが発売された例もあります。映画で描かれない補足情報が得られることもあるので、興味があればチェックしてみましょう。

※シリーズ主要キャラクターの関係性と物語の流れをまとめた相関図・年表はこちら 👉 [FIGURE_TIMELINE]

5. 【保存版】時系列 vs 公開順の視聴フロー 🗂️

「ミッション:インポッシブル」シリーズの時系列順とか公開順はおなじです!(※基本的に映画の公開順=物語の時系列順になっています。)

時系列順 (物語順)
① ミッション:インポッシブル (1996)
② M:I-2 (2000)
③ M:I-3 (2006)
④ M:I ゴースト・プロトコル (2011)
⑤ M:I ローグ・ネイション (2015)
⑥ M:I フォールアウト (2018)
⑦ M:I デッドレコニング (2023)
⑧ M:I ファイナル・レコニング (2025予定) 👍️

視聴TIP: 全7作(公開済み)を一気見する場合、総ランタイムは約 15時間30分(930分超)かかります。週末を使って2日間で観るなら、Day1に①~④、Day2に⑤~⑦を鑑賞すると負担が少ないでしょう。時間がない方は前述の必須5作品だけをピックアップすれば約11時間で予習完了できます。いずれにせよアクション満載で飽きさせないシリーズなので、連続鑑賞もスリリングな体験になるはずです!

6. まとめ 🏁

トム・クルーズが自ら「観客はぜひ映画館で確かめてほしい」と語る本作は、長年シリーズを追いかけてきたファンにも初参戦の新規視聴者にも、最高のエンターテインメントを約束してくれそうです。公開前に最低限押さえておきたい予習作品は、『デッドレコニング』(前編)と『フォールアウト』(シリーズ前段の山場)、余裕があれば第1作『ローグ・ネイション』なども含めた計5本。【※これら過去作は主要VODサービスで配信中です】。まずは配信で予習を完了し、劇場でイーサンの“最後”の活躍を見届けましょう。

公開後はぜひ公式メイキング映像やキャスト/監督のインタビュー記事にも目を通してみてください。Empire誌2025年4月号の特集では、クルーズ&マッカリーが本作に懸ける思いや撮影秘話を語っており、シリーズの舞台裏を深く知ることができます。また、パラマウントから公開されている特別映像には、過酷な水中撮影で独自のハンドシグナル言語を開発した裏話や、北極圏ロケでの苦労など興味深い内容が満載です。『ファイナル・レコニング』鑑賞後は、そうしたメイキング資料やインタビュー記事を読むことで、作品世界をさらに堪能できるでしょう。

最後にもう一度、IMFからの“不可能な指令”に挑み続けてきたトム・クルーズとイーサン・ハントの勇姿を胸に刻み、劇場でシリーズの集大成を目撃しましょう。このメッセージは自動的に消滅しないので、ご安心を——それでは、良い鑑賞を!


参考文献一覧:

  1. トム・クルーズ「ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング」25年5月23日日米同時公開! 第1弾予告も披露 |映画.com (https://eiga.com/news/20241111/32/)
  2. When Is 'Mission: Impossible — The Final Reckoning' Coming Out? What We Know About the Spy Film |People.com (https://people.com/mission-impossible-the-final-reckoning-everything-to-know-8790349)
  3. Is Mission: Impossible 8 Ethan Hunt’s Final Reckoning? ‘You Gotta See The Movie’ Says Tom Cruise |Empire Online (https://empireonline.com/movies/news/mission-impossible-ethan-hunt-final-reckoning-tom-cruise-exclusive/)
  4. Tom Cruise introduced a new Mission: Impossible – The Final Reckoning trailer at CinemaCon |JoBlo.com (https://joblo.com/tom-cruise-mi-cinemacon/)
  5. New Mission: Impossible 8 featurette shows how the crew developed a new language to film in dangerous depths |JoBlo.com (https://joblo.com/mission-impossible-8-featurette-underwater/)

-映画